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デジタル技術を患者さんと共有すべき理由

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Mirero Dental Officeの経営者

Mirero Instituteの創業者

口腔内スキャナーを導入した当初は、アナログ印象をデジタル印象に切り替えて、デジタルでラボに送信することのみが目的でした。ですが、口腔内スキャンとその周辺作業に慣れてくると、仕事効率が向上し、作業が迅速化されていることに気付きました。スタッフが印象材の配送手配や保管作業に費やす時間だけでなく、印象採取自体の作業時間も削減されたため、すべてがより効率的になりました。

技術マニアが患者さんと技術を広く共有するまで

私は昔から技術に関する話が好きで、いつも最新のスマートな技術を探しています。私が最初に口腔内スキャンに惹かれた理由はそこにあります。技術を駆使すればするほど、関心は高まる一方でした。

歯科用アプリやCAD-CAMソフトウェアの使用頻度が増えると、歯科医療だけでなく、私自身のキャリアやクリニックも様変わりしました。

クリニックをデジタル化しても、新しい技術を患者さんと共有したいと考える歯科医はそう多くはありません。「患者さんは義歯の作成工程なんか気にしない、問題が起こらなければ文句は言わない」そんな風に考えているのかもしれません。

ですから、デジタル機器によって作業工程や歯科医療が改善されているかもしれませんが、その技術が共有されなければ、患者さんにとっては何の意味もありません。

つまり、患者さんと技術を共有しようと考えたことで、私のクリニックと歯科医療は大きな変革を遂げることになったのです。

患者さんを釘付けにするポータブルスクリーン

技術を共有すると、次のようなことが起こります。たとえば、現在私が使用している口腔内スキャナーーにはポータブルスクリーンが付属していますが、治療を受けている間、患者さんは画面に釘付けです。患者さんはiPadのように画面に触れてスキャンを移動させ、あらゆる角度から状況を確認できます。私がスキャンした画像を、患者さんは熱心に観察しています。

治療シミュレーションやSmile Designアプリを使うと、患者さんはさらに興味を持ちます。

たとえば最近では、口腔内スキャナーを使用したおかげで、患者さんが深刻な歯肉退縮による前歯の歯根露出に気付くことができた事例がありました。おそらく、こういった症状を目にしたのは人生で初めてだったはずです。

「口腔内スキャナーによって得られた画像やデータは、治療計画の策定理由と治療のプロセスを患者さんに理解してもらうための補足資料として非常に役立っています。その治療が本当に必要なのか、患者さん自身が理解できるようになりました」。

クリニックの再設計

デジタル技術で何ができるのかを知れば、患者さんは強く惹かれます。これがデジタル技術の真の力です。前述したように、患者さんは義歯の製作工程がデジタルなのかアナログなのかに興味はありません。気にしているのは自分に何が起こるのかということです。

私はこれに気付いてすぐに、このコンセプトに基づきクリニックを再設計しました。

現在、院内にはワイヤレス口腔内スキャナーに接続されたメインコンピューターが設置されています。オープンスペースの治療室には椅子が7脚あり、それぞれに大画面が取り付けられています。ワイヤレススキャナーを携帯することで、ステーション間を自由に行き来できます。また、ワイヤレスになったことで治療室内の見た目もはるかに改善されました。

先にも述べましたが、ポータブルスクリーンを備えた口腔内スキャナーのおかげで移動がしやすくなりました。このスキャナーを活用すると、治療を即座にシミュレーションし、歯の状態を経時的に患者さんに見せることができます。また、スキャナーにはその他さまざまな機能が付属しています。2D画像や石膏模型ではなく、画面の3D画像を患者さんにお見せできることは大きな違いです。

今はまさにデジタル化の時代です

この記事を読まれている方が、デジタル化を検討している歯科医師の方なら、今がその時だと思います。さらに、デジタル化がビジネスやキャリアに及ぼす影響は計り知れません。

患者さんはより積極的に治療計画を受け入れられるようになるでしょう。デジタル技術を患者さんと共有すれば、患者さんは自分で判断し、納得して治療計画を受け入れます。また、その技術に関する評価は患者さんから口コミで友人や家族へと広がっていきます。

Dr. Jae-min Leeについて

Dr. Jae-min Lee

Mirero Dental Officeの経営者

Mirero Instituteの創業者

2010年にミレロ歯科医院を開設。デジタル歯科医療を2015年に始め、その後、3Shape Koreaのスポークスパーソン、Osstem ImplantおよびDio Implantのスポークスパーソン兼顧問歯科医、Straumann Implant Koreaの顧問歯科医を務めた。また、韓国のUnited CAD/CAM User Communityのディレクターであり、Korean Academy of Prosthodontics、Korean Academy of Esthetic Dentistry、Korean Academy of Aligner Orthodonticsの会員である。

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